転勤の多い大手証券マンから小規模ベンチャーへ転職、東京定住でやりがいを見つけたOさん(29)
東京出身で大学では体育会系のバレー部に所属し活躍していたOさんは、大学卒業後に大手証券会社に就職が決まりました。しかし、大手金融業では若いうちほど転職がつきもの。営業成績も伸びず、悶々としていた時に出会ったのがCREWだったそうです。
「東京に住み続けたい」との願いが失われる恐怖
大学ではバレー部の選手として活躍していて、体育会系によくある、体力もあってやる気もある人材として就職活動ではあまり不安を感じませんでした。大手の収入が良い会社を、と思って大手証券会社に入社しました。
周りにいる同期もみんな優秀で、やる気にあふれていました。ただ、実際に営業として仕事をしてみるとなかなか成績が上がりません。それで焦っていたんです。成績が悪いと、東京から別の地方へ転勤になるかもしれない。東京出身者であり、地元で実家を継がねばならないといった事情もあって、転勤になることを恐れていました。
自分にあった仕事とは、を考える
もともとバリバリと自分のキャリアを築き上げていきたいと考えるタイプではありませんでした。考えてみれば野心がある方でもなく、どちらかというと気配りをしながらみんなを調整して、誠実に人と向き合っていくほうが自分に向いていると思っていましたし、周りからもそうみられていたと思います。
また、実家を継ぐには結婚の時期も重要になります。地方での転勤を繰り返していて、ちゃんと結婚できるのかという不安もありました。
そこで、大学時代のバレー部の先輩がいるCREWで相談したのです。
面倒見のよさ、ベンチャーでこそ生きる
紹介されたのは社員が30人程度の、エンジニア系スクールを展開するベンチャー企業でした。そこの営業職として受注を取ってくるのが自分のメインの仕事ですが、ベンチャーですから他にもいろいろな仕事をしなければなりません。
まだまだ人数が少ないチームですが、エンジニアの適性を重視してどういうことができるのか、何が得意なのかを、人を見ながら仕事を獲得してくるというのは、実に楽しいし、やりがいがあります。東京以外に引っ越すこともなく、自分のしたいことに進んでいける。また面倒見がよいという自分自身の良さを生かせるのも、大きな力になっていると思っています。