どんな仕事も続かなかったヘタレから変身、今や建設現場で部下20人を持つ管理職になったAさん(30)

25歳までに4度の転職を繰り返して、どこの人材紹介会社も手を焼いていたというAさん。自身でも「どうすればいいか分からなかった」というドン底で、最後に対応してくれたのがCREWだったという。

「誰かがどうにかしてくれる」と思っていた

土・日は休みたいし、残業もしたくない。最初の会社ではイヤな上司に「やる気がないのか!」と怒られたことが原因で、すぐに辞めました。それでも、「まあどうにかなるだろ」と次の仕事を探して、なんとか新しい職場に納まった。それでも、やはり面白くないことが多くて辞めて、また次を探して……。気がつけば、25歳で4つの職場で働いたのですが、その後はどこにも相手にされなくなってしまいました。

最後に駆け込んだのが、「人に寄り添った転職」をうたっていたCREWさんでした。今思えば、その時も「仕事なんて人材紹介会社が何とかしてくれるものだろう」くらいにしか考えていませんでしたね。本当に人間として幼かった、実に未熟だったと今では思いますね。

号泣して吹っ切れ、生まれ変われた

CREWの担当者に会った時も、実は勝手なことばかり言っていました。ちゃんと休みたいし、残業もしたくない、でも年収は500万円以上ほしい、などなど。今思えば馬鹿だと思いますが、何も答えたくないと思っていた自分に、CREWのコンサルタントは何度も会ってくれて、私がやりたいこと、意欲の出るものは何かを引き出そうとしていました。

でも実際のところ、ほとんど対応できなかったんです。自分が何をしたいのか、どうしていいのかわからない。7〜8回もあった時でしょうか、コンサルタントの方が本気で叱ってくれて、それでも「悔しいけど、何から始めていいのか、何をしたらいいのか分からないんです」と本音をぶつけてみました。

この時は泣きましたね。オイオイ泣いて、それで吹っ切れたというか本気になってみようとようやく思えるようになって。自分自身が置かれている立場を冷静に見つめてみて、「何ができるのか」「そこから働き続けて人のためになれることはないのか」と考えるようになって、ようやくコンサルタントも納得して仕事を紹介するようになったのです。

まともなビジネスカバンもない状態から、現場監督に

最初に紹介してもらった企業の面接では、それらしいビジネスバッグを持っていなかったので、履歴書をスーパーのレジ袋に入れて持って行ったんです。そしたら、面接に付き添いに来てくれたコンサルタントに呆れられて……(苦笑)。慌てて一緒にカバンを買いに行きました。

そんな社会常識も知らなかった若造にも丁寧に寄り添っていただきました。なんとか5社目の就職を果たすことができ、土日の作業も厭わずに働いてきました。当初は240万円しかなかった年収も今では600万円になり、工事現場の施工管理マネジャーとして部下を20人以上持つまでになっています。これからは家族をちゃんと養っていける、きちんとした大人になっていきたいと思っています。